スオウ
ニューヒムカを代表する大都市。街にはビジョン広告などが溢れ、活気ある雰囲気。
怪伐軍本部もスオウに位置する。
同じくニューヒムカの都市・セイランとは不穏な関係が続いている。
バッキィちゃん
土偶を模したマスコットキャラクター。
ユイトとナオミにこよなく愛されている。
スメラギ陵でもコラボおみくじが販売されるなど、精力的に活動している様子。
アラハバキとサイネット
ニューヒムカでは、アラハバキをメインサーバとした「サイネット」という大規模ネットワークが発達している。
情報通信から都市防衛システムまで、ありとあらゆるものがサイネットに支えられている。
クナド高速輸送道路
大量の怪異の発生が予報され、ユイトやカサネを含む多くの怪伐軍が討伐に向かった場所。スオウの南に位置する。
戦いの中、突如としてブラックホールのようなものが出現し、それは後にクナドゲートと名付けられた。
レッドストリングス
重力を操作し、過去や未来へ飛ぶ時間跳躍脳力のこと。
現在、この超脳力を保持しているのはカサネ、そしてユイトの二人のみ。
クナド高速輸送道路では二人の超脳力が共鳴しあったことで、クナドゲートが発生した。
ニューヒムカ
およそ二千年前、ユイトの祖先であるヤクモ・スメラギが『断絶の春』と呼ばれる事象から人類を救い、地球に建国した。
ニューヒムカ国の中にスオウ、セイラン、トゲツといった地域が存在している。
クナドゲート
クナド高速輸送道路にて、カサネの時間跳躍脳力・レッドストリングスが発動した。
その際、同じ超脳力を持つユイトの力が共鳴し、クナドゲートが誕生した。
ブラックホールのようにすべてをのみ込もうとする性質があり、ユイトが超脳力を使うたびに成長が見られる。
ベルペッパー
ニューヒムカでは、一般市民でも脳力と呼ばれる超感覚を生まれながらにして備えている。
しかしごく稀に脳力を持たない人間が存在し、彼らを指す言葉である。
ベルペッパーには街中のビジョン等は一切認識できず、一般人とはかなり違った風景が見えているなど、日常的に不便な生活を余儀なくされている。
ロクショウ市
11年前怪異の大襲撃で、跡形もなく破壊された町。
その際、怪伐軍病院の旧館にいた、ユイトの母・ワカナが亡くなっている。
ランドール重工
ナオミの実父であり、カサネの養父である人物がCEOを務める大手企業。
スプリング製薬とは提携関係にある。
カサネは幼い頃、人の脳を原料とするアンプルと同じものを家で見た記憶があり、ランドール重工は何らかの形でアンプルに関わっている可能性がある。
スプリング製薬
フブキやアラシの実家が運営する製薬会社。
セイランにある研究施設では、秘密裏に人間由来の怪異を兵器として利用するための研究が行われている。
また、同施設では人の脳を原料とするアンプルが製造されていた。
セイラン
ニューヒムカ国の都市のひとつ。スオウとは緊張関係にある。
ニューヒムカ政府に反旗を翻したカレンは、首都であるスオウからセイランに拠点を移した。
しかしセイランも人間由来怪異の兵器利用や、人間の脳を原料とするアンプルの開発を行っているなど、黒い噂は絶えない。
トゲツ
月を信仰するトゲツ教の宗教自治区。独立都市であり、ニューヒムカ政府も容易に手を出すことは出来ない。
トゲツ教信者のほとんどがデザインチルドレンであり、ユイトとカサネを狙う素振りを見せる。
デザインチルドレン
特定の遺伝子を組み合わせ、任意の外見的特徴や身体能力を持つように設計された人間のこと。
時間を巻き戻し、月からの移民をなかったことにするという目的のため、トゲツはデザインチルドレンを作り、カサネのようなレッドストリングス脳力者を生み出した。
ベイブ
トゲツを管理する都市コンピュータ。スオウのアラハバキに相当するもの。
人間の脳をジャックすることもできるため、安易なアクセスは危険。
方舟隊
月面政府が地球へ派遣した移民団の名称。
今から2020年前に地球上でニューヒムカを建国した。
彼らの存在はトゲツでのみ語り継がれており、一般的には知られていない。
獣粒子
触れた生物を怪異に変える物質。
およそ二千年前、ある彗星が月の近くを通過した際、月面にもたらされた。
月面政府はこれを断絶の帯という形で地球に押しやることに成功。
以来、月のステーションから生物の遺伝子情報が投下されており、それが獣粒子に触れ、怪異となり地球に降り注いでいる。
コート・モート
怪伐軍の記録上最大級となる巨躯を有する怪異。トゲツ深部で確認された。
身体の内部に大量の怪異を潜ませており、咆哮によってそれらを操るような様子を見せる。
クロノスターミナル
時空乱流・重力の虹の先に位置する、レッドストリングス脳力者の主観にのみ存在する概念空間。時間を移動するための駅、分岐点。
ここに生じた次元のもつれがクナドゲートの原因となっている。